
ファッションで食っていきたい!!
という目標をよく聞きますが、それって具体的にどうゆう事なのか解説しました。
ファッションで食っていくというのは?
ずばり、スタイリストの仕事の案件だけで生活ができる状態だと思います。
ファッション雑誌の業界的な目安をお伝えします。
雑誌の1企画でだいたい3万円がスタイリストのギャラになります。
なので単純計算だと月に10企画やれば30万ですよね。
売れっ子になるとギャラも増えるので雑誌だけで月何十万も以上稼ぐ事も可能です。
ですが、現実問題があります。
みんなが名前を知っているようなカリスマ☆スタイリストになるには、スタイリストとして晴れて独立してからも相当な努力をしなければなりません。

私スタイリストです!
って名乗るだけじゃ仕事はこないんですね。
どうすればファッション雑誌の企画がもらえるの?
ファッション雑誌や芸能の案件は一般的なバイト募集とかは存在してなくて常にクローズドなんです。
信頼できる人にしか任せられない仕事だからです。
公募するとデメリットしかありません。
ブランドのプレスで借りる服にも料金は発生しているし、
扱う商品はほぼ発売前の洋服だったりするし、
一緒に仕事をする他のスタッフに失礼があってはならないし、
モデルやタレントさんの悪質なファンが混ざっているかもしれません。
スタイリストはアシスタントの時代から現場に出る回数を重ねる事で、少しづつ信頼を積み上げていっているんですね。
そうして少しづつ仕事と信頼を重ねるうちに、
師匠から仕事を分けてもらえたり、
スタイリスト仲間で紹介しあったり、
スタイリストやヘアメイク界隈で何人か集まって会社を立ち上げて、そこを仕事窓口にします。
編集さんやカメラマンやメイクさんと仲良くなり仕事を回してもらったりできるようになります。
ファッション雑誌の企画がとれるようになると、どんどん仕事の幅が広がります。
モデルさんからテレビ出演時に同行してほしいとオファーがきたり、
ファッション通販会社で連載したり、ブランドさんとコラボアイテム作ったり、
本を出版したりなどなど。
それから人によっては自分のブランドを立ち上げたり、一般人向けにパーソナルスタイリストをやったり、
ファッション系のイベントを開催したりして、安定的な収入を積み上げていきます。
仕事の幅がどんどん広がっていきます。
この辺りまで必死に仕事を続けていけば、人生が楽しくて仕方がないと思います。
私が出会ったスタイリストさんは皆さん口を揃えて「自分で仕事を選べるようになると本当に楽しいよ。それまで頑張ってね」と言ってくれました。
(私はスタイリストになれませんでした。ごめんなさい!)
この記事を見ている未経験のあなたも、ここのラインを目指して、スタイリストに挑戦したいんだと思います。
私もそうでした。
つまり、ファッションで食っていくには、
服が大好きな思いとか、ファッションセンスがずば抜けてるとか、実はあまり関係ないです。
営業力、世渡り力、ビジネスセンスが超必須なんですね。
そこのところも踏まえてスタイリストを目指したいのか、一度自分と相談してみてください。
営業力、世渡り力、ビジネスセンスを学ぶには?
そしてどうしたら
営業力、世渡り力、ビジネスセンスが身につくのかまでお伝えします。
それは師匠を見よう見真似で覚えたり、
先輩アシスタントで先に独立した人のやり方を真似するのが一番早いです。
「あ、今さりげなく次回も仕事よんでもらえるように営業した!」とか、肌で分かるようになってきます。
ただし注意があります。
間違っても師匠に、「どうやって仕事とるんですか?」
なんて聞かないようにしてください。
1企業の社長に、どうやって稼いでいるのか全部教えてくださいって言っているようなもんです。
大変失礼ですよね。
スタイリストにどうしてもなりたいなら現場で見て学び、自分だったらどうするか考えましょう。
あなたが独立後、一生懸命、試行錯誤してたら師匠から何かアドバイスくれるかもしれませんので、そのときは素直に聞きましょう。
まとめ
ファッションで食っていくなら営業力、世渡り力、ビジネスセンスを見につけよう!
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