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【ファッション誌】カメラマン・アシスタントの辛い現実【メリットとデメリット】

カメラマン

カメラマン・アシスタントのメリットやデメリットってなんだろう。

そんな疑問にお答えしていきます。

実際にプロの撮影現場に何度も入り、カメラマンの友達もいる私からカメラマンのアシスタントの現実を解説していきます。

カメラマンアシスタントの辛いデメリット5つ

ここからは更に内部事情を曝け出していきます。

なお、特定の誰かを批判しているわけではありませんのであしからず。

肉体労働

カメラマンアシスタントは基本的に重たい機材を持ち運んでセッティング、撤収を率先してやらないといけません。

早朝に事務所へ集合して夜に帰宅するまでずっと動きっぱなし。

座るのはロケバスの中位と思っていた方が良いです。

特に真夏・真冬のロケ撮影は過酷。

1日だけならまだしも何日もロケが続くと体力に自信がある人でもしんどいところ。

カメラの仕事というとインドアでクリエイティブなイメージがありますがそれは独立出来てからの話になります。

体力に自信がない方は他の道でプロのカメラマンを目指すのもありかもしれません。

パワハラが多い

悲報ですが芸能業界の裏方はパワハラが多いです。

特にカメラマンは男性社会だからか余計に目立つ気がします。

撮影中にミスをしたりすると、「何やってんねん」というノリで足で蹴られたりクリップなど小物を投げ付けられたりしています。

大きめのミスをすると本気で怒鳴られます。

泣くと更に怒られます。

撮影中に実際に遭遇した時はこちらもハラハラしてしまいました。

思い切り殴られることはないですが業界の中ではこれが普通の光景でもあります。

ブラック業界

カメラマン・ヘアメイク・衣装スタイリストなどの業界裏方スタッフは完全にブラック業界。

労働基準法も存在しませんし、タイムカードなどもありません。

給料もないようなものです。

大事な仕事があれば親の死に目にも会えません。

カメラマンとして独立できれば光が差す表の世界にたてますが今の芸能界があり裏方の仕事が続くかぎりこの闇はとってついてきます。

アシスタント時代は給料なし

アシスタント時代の給料は師匠となるカメラマンや事務所により違います。

経験を積むほど給料も上がっていきます。

しかし、月15万円以上もらえたら良いほう。

この月収からも分かるように駆け出しは本当にキツイ。

メンタルも体力も追い込まれ辞めてしまう人がほとんどです。

データを紛失するとクビ、損害賠償になるかも

カメラマンとして当たり前ですが撮影したデータは命よりも大切。

もしそのデータを無くしてしまったらクビになるだけではなく、裁判になるかもしれません。

具体的にいうと、最近はGoProとか小型カメラが多いですよね。

ロケの撮影中にネジが外れてしまってカメラごと海に沈んでしまったり、崖の下に落ちてしまうトラブルがありました。

当時カメラマンアシスタントをやっていた友人の話です。

東京から沖縄に2泊でロケにいった最終日、帰りの飛行機を待っている時に沢山の写真のデータが入っているSDカードが無いことに気づいたんです。

必死に全部の荷物をひっくり返したのですが見つからず飛行機をキャンセル。

ロケで行った全ての場所をもう一度探し回ってやっと見つけたということです。

その後、飛行機代を自腹で購入して東京へ戻りめちゃくちゃ怒られたそうです。

そしてこの事件の何ヶ月か後にその子はアシスタントを辞めてしまいました。

超プレッシャーに耐えたれなくなったんですね。

おまけ 人によっては気疲れがやばい

アシスタントのメインの仕事は「人に気を遣うこと」とも言えます。

早朝からモデルや師匠となるカメラマン、撮影スタッフに気を使い事務所に帰ってきてからは先輩に気を使い1日が終わる頃にはヘトヘトになってしまいます。

人と話すことが苦手だったり、場の雰囲気を盛り上げることが嫌いな方は試練の連続になるかもしれません。

メリット

厳しいプロのカメラマンへの道ですが下積みを乗り越えれば計り知れないメリットがあります。

仕事量=信頼度になる

カメラマンの仕事量は信頼度に直結します。

モデルや編集部から名指しで指名がくることはやりがいにも繋がってきます。

あなたと仕事がしたいと言われると本当に嬉しいですよね。

雑誌が売れなくなったと言われるこの時代。

企画の予算も減ってきている編集部ですが、どうしてもこの人に来てほしいという人から声がかかります。

信頼があれば多少ギャラが高くてもリピートしてくれるようになります。

仕事量=知名度になる

仕事を続けていくと、それだけで自分の名前が少しづつ広がっていきます。

いつの間にかファッション雑誌の○◯◯のカメラマンっていえば◯○さんだよね。といわれるようなポジションまで登れるようになります。

そうなったら雑誌が自分の広告になるのでどんどん仕事が舞い込んできます。

知名度があがるほど仕事が選べるようになり収入も増えます。

本当の意味で撮りたい写真を撮れるようになります。

ディレクションに参加できる

こんな写真を撮ろうと作品の提案を出来るのがプロカメラマンの醍醐味。

カメラマンとしての腕を買われていれば編集さんやモデルのリクエストにこたえていくだけではなく、一緒に作品を作り上げていくことができます。

世の中に自分のクリエイティブな感性が認められていく感覚は最高の幸せを味わえるでしょう。

稼ぎ方が無限大

先ほども記載しましたがファッション誌で有名になれば稼げるようになります。

書籍の販売やTV出演をしたりタレントのうような働き方も可能ですし、今の時代はYouTubeを使って自分のメディアを持てます。

SNSで技術を発信していけばあなたのファンがたくさん出来ますしアシスタント希望者も後を立たなくなります。

このようにフリーランスでもいくらでも稼いでいくことは可能。

自分の好きなことで稼いでいくのは難しいですが挑戦する意味は十分すぎるほどあります。

モテる

最後のメリットですが、異性にモテる仕事といえばカメラマンです。

なんだそんな事かと思うかもしれませんがモテるのって意外と自分への自信に繋がります。

しかも一般女性からではなくモデルや女優さんと連絡先を交換する事もあります。(※個人差あり)

おまけ的ですがファッション誌は女性が多いです。

少ない男手であるカメラマン、ロケバス運転手さんは力仕事を任されがち。

自分の機材だけでも相当重いので不憫だなと思うのですが何故かこれが「頼りになる」という信頼に変わっていきます。

撮影中レディーファーストでドアを開けてあげたり、重いペットボトルなどを運んだり。

些細なことが積み重なりいつの間にか「出来る男、カッコいい」という風に魅力的に見えるのかもしれません。

気遣いが出来る男性はやっぱりモテるんですね。

まとめ

かなりリアルな経験なのでカメラマン・アシスタントの現実にビックリされた方も多いかもしれません。

どんな仕事にもメリット、デメリットがあります。

自分がどんな事は受け入れられるかじっくり検討してみて下さい。

何か参考になれば幸いです。

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