【過酷すぎ】衣装スタイリストのアシスタントになる2つの方法【経験者からアドバイス】

洋服の仕事

衣装スタイリストのアシスタントを経験した私から、

これから衣装スタイリストを目指す皆様へ助言が出来ればと思います。

仕事図鑑には乗っていないデメリットまで詳しく書いていきます。

結論からいえば衣装スタイリストアシスタントは誰でもなれます。

男女問わず年齢も20代後半までだったら何も問題ないです。

それを踏まえたうえで読んで頂けると幸いです。

衣装スタイリストの種類

  • タレント付きスタイリスト(難易度☆☆☆☆☆)
  • ドラマ、映画のスタイリスト(難易度☆☆☆☆☆☆)
  • ファッション雑誌のスタイリスト(難易度☆☆☆☆☆)
  • 企業スタイリスト(難易度☆☆☆)
  • パーソナルスタイリスト(難易度☆☆☆)
  • インフルエンサー(難易度☆☆☆☆☆)

おおまかですが上記にカテゴリーを分けることが出来ます。

※難易度は独立のしやすさ、スタイリストとして食っていくことが出来るかどうかを表しています。

皆さまが想像しやすいのはタレント付きのスタイリストや雑誌のスタイリストではないでしょうか。

スタイリストを目指す人はだいたいこの辺りでの独立を目標にしていますが、本当に過酷です。

体力的、金銭的、精神的に厳しい世界です。

普通の会社の普通の一般常識が通用しません。

これは誇張表現ではなく実体験です。

次からはタレント付き、雑誌スタイリストのなり方についてです。

衣装アシスタントのなり方と注意点

タレント付き、雑誌スタイリストのアシスタントは2種類あります。

ドラマ、映画も基本的に同じ流れになります。

  1. 個人のスタイリストの弟子になる専属アシスタント
  2. 派遣会社に所属する派遣型アシスタント

専属アシスタントになる方法

あなたが尊敬できるスタイリストさんがいて、

何が何でもその人の弟子になりたいって方は、

スタイリストさんの事務所や個人の連絡先を調べて、履歴書なり面接希望の手紙を出してください。

有名な方はHPなりSNSに連絡先の記載があるはずです。

衣装スタイリスト業界は過酷ゆえ万年人手不足です。

有名スタイリストは多忙でストイックな日々を過ごしている為、

履歴書を送ってもすぐに目を通してくれるかは分かりません。

何ヶ月か連絡来なくてもある日突然

『明日面接これる?』

なんて事もざらにありますのでチャンスを逃さないようにして下さいね。

アシスタントの中にもランク付けがあります。

無事に面接に受かり、専属でアシスタントにつけたとしても、

あなたより先にアシスタントになってる方がいるので2nd、3rdアシスタントからスタートする事になります。

まだスタート地点に立ってないんですね。

雇う側からしたら素人をプロの撮影現場へ連れて行くわけにはいきません。

まずは返却や雑用などの作業からになります。スタイリストさんの子供を保育園に迎えに行くなんて事もあるみたいです。

自分が何の為に働いているか分からなくなる事もあるでしょう。

お給料はもらえたら良い方です。

もう一度いいますが、

お給料はもらえたらマシです。

雇う側からしたら、

『何も知らない子に教育するんだからこっちが給料貰いたい位よ。』

だ、そうです。実際に言われたので厳しいですが新人の扱いなんてこんなもんです。

派遣アシスタントになる方法

衣装スタイリストアシスタント専門の派遣会社に登録する方法があります。面接後登録して、毎月のシフトを提出します。

このあたりは普通の派遣会社やバイトと同じです。

派遣会社と契約してるスタイリストさんや企業から案件が来ますので、派遣会社を通して従事します。

案件は様々で、雑誌や広告通販の撮影現場が多かったですね。

派遣会社の中にもランク付けがあり、現場未経験の全くの素人から2年くらいやってるベテランさんまでいて、そのランクにより給料が変わります。

素人では朝から終電までやって日給5000円が良いところでしょうか。

一応会社を通すのでお給料は出ます。

『自分が雑誌やるか、タレントやるか分からないしとりあえず色んな経験したいし派遣会社にするか、、』

という意見。めちゃくちゃ危険です。

絶対やめてください。

破茶滅茶なシフトを組まされて、

あの現場は終電が間に合わないから行けませんって意見すら通りません。

メリットをあげるとすれば派遣で何度か働くうちにスタイリストさんに覚えてもらって働きぶりが良ければ専属アシスタントにスカウトしてもらえます。

厳しい事ばかり書きましたが全て事実です。

夢やキラキラがいっぱい詰まっていて

大好きなファションに囲まれる憧れの職業に変りないのも事実です。

また独立をしてしまえば自分が社長です。

自分の意見や好みでお仕事が選べるし、お休みのスケジュールだって

調整できるようになります。

タレントやモデル、アイドルと普通に友達になれます。

周りからも衣装スタイリスト?良くわかんないけどすごいね!

などと賞賛されるでしょう。

独立までいければ、ほぼ勝ち組ですね。

独立までの期間は人それぞれですが、

雑誌メインで23年、ドラマ映画メインで35年と言われています。

(その間プライベートや休日は無いものと思っておいた方がいいです。)

衣装スタイリスト独立への近道

ここまで読んでも衣装スタイリストになりたいなら、

専門学校に行く意味はありません。

専門学校ではなく、1日も早く専属のアシスタントになって下さい。

私も無名ファッションの専門学校を卒業しましたが、

所詮ファッションのそれっぽい知識をそれっぽく授業で話されたり、

テストにされるだけで本業に役立ったかと言われると全く無いですね、、、、涙

それならば遊んで無駄にしてしまいがちな専門学校の2年間をアシスタントの下積みの2年間にして下さい。他の人より早く独立出来ます。

知識だったら本屋で買えます。

簡単な縫製なんてyoutubeでやり方の動画見れます。

友達や横の繋がりなんてアシスタントやってた方が多くできます。

ちんたら机で教材広げて勉強するより現場へ入り5感で吸収した方が

倍速で学べます。

ぜひ専門学校分の学費出して貰えるならば、

それをアシスタント用の仕送りにしてもらって下さい。

※アシスタントは、アシスタントをする日以外にも『生活費を稼ぐ為』にバイトを掛け持ちしたりします。これが結構業界では普通の感覚で、普通に皆さん体調おかしくなってました。

今考えると『働く為にバイトする』意味が分からなくてその時の自分が怖いですね。

そして完全ブラックな業界です、、、

友達は親が倒れたにも関わらず、他にアシスタントがいないからという理由で病院に行かせて貰えませんでした、、幸いにも大事には至りませんでしたが、もし親が危篤になっても立ち会えない労働環境に疑問を感じ派遣の事務にジョブチェンジをしました。

こんな普通の会社では許されるはずの事もよく起こります。

ご両親や友人や恋人に衣装スタイリストになりたいアツい想いや業界のブラックな面などをきちんと話して、理解してもらって下さい。

完全に周りの協力が必要な職種です。

もし普通の会社員で

それなりに給料ももらえて

福利厚生もある安心環境でスタイリストになりたいなら、

企業スタイリスト、パーソナルスタイリストという道もあります。

また誰にも縛られないで自分の個性をどんどん発信したい方は

SNSでのし上がりインフルエンサーになって下さい。

あなたはスタイリストになって、

どうなりたいのですか。

その『なりたい』を叶える為に、

本当にスタイリストを目指す必要があるのですか。

スタイリストになる事がゴールになっていませんか。

どうか、手段と目標を間違えないで下さい。

偉そうな事も書いてしまいましたが、

あなたの人生はあなただけの人生です。

是非とも真剣に考えて下さいね。